寒くなってきて、気づけばもうすぐクリスマスシーズンですね。大切な人へのプレゼントに、手作りの温もりを添えてみませんか。今回は、かぎ針編み初心者さんでも作れる、小さくて可愛いポーチの作り方をご紹介します。

ハンドメイドのプレゼントが持つ特別な価値




「かぎ針編みでポーチは作れますか?」という質問をいただいたことがきっかけで、今回このポーチ作りをご紹介することにしました。実は、バッグとは別に小さなポーチを持ち歩いていると、とても便利なんです。リップクリームや小銭、ちょっとした小物を入れるのにちょうどいいサイズ感なんですよね。

手作りのプレゼントには、既製品にはない特別な価値があります。作り手の思いが込められた一点ものは、受け取った人の心にも深く残るものです。今回ご紹介するポーチは、見た目以上に簡単に作れるので、プレゼント作りが初めての方にもおすすめですよ。

必要な材料と道具


まず、準備していただく材料をご紹介します。

糸について
今回使用するのは、浜中の「アミファインネット」です。このネットは本当に優れもので、初心者さんでも扱いやすい素材なんですよ。

私はいつも赤ワンコの糸を使っているんですが、今回のポーチには赤ワンコよりもう少し濃い赤を使っています。クリスマスシーズンにぴったりの深い赤色で、パールなどの装飾をつけたら特別感が増すと思います。



その他の材料
かぎ針:糸に合ったサイズのもの
はさみ
とじ針
ファスナー(お好みで)

💡 ポイント

ネットは縦横に伸びる性質があるので、編む時はあまり強く引っ張りすぎないよう注意してください。適度なゆとりを持たせながら編むのがコツです。



ポーチ本体の編み方:基本の作り目


それでは、実際の作り方を見ていきましょう。このポーチの最大の特徴は、ネットを使うことで複雑に見える作品が意外と簡単に作れる点です。

底部分の作り方

講座で作っているバッグの底部分と同じ作り方を応用します。ネットを使うことで、編み地が安定して、形もきれいに仕上がるんです。

まず、ネットの目数を数えながら作り目を作っていきます。このポーチの場合、必要な幅に合わせて目数を調整してください。ネットの目に沿って編んでいくので、目が揃いやすく、初心者さんでも失敗が少ないのが嬉しいポイントですね。

💡 ポイント

作り目の段階で、完成サイズをイメージしながら目数を決めることが大切です。小さめのポーチなら少なめの目数で、もう少し大きくしたい場合は目数を増やして調整できます。



側面を編み上げていく


底部分ができたら、次は側面を立ち上げていきます。ここからは円周状に編んでいく形になります。

立ち上がりのコツ

底から側面への移行は、見た目の美しさを左右する重要なポイントです。ネットの目に沿って、丁寧に拾いながら編み進めていきましょう。

実は、この立ち上がり部分が一番緊張するところなんですよね。でも、ネットがあるおかげで目の位置が分かりやすいので、思ったより簡単にできるはずです。



側面は、お好みの高さになるまで段を重ねていきます。リップクリームなどを入れたい場合は、少し高めに編むといいでしょう。逆に、小銭入れとして使うなら浅めでも十分です。

均一に編むためのポイント

段を重ねる際は、編み目の高さを均一に保つことを意識してください。特にネットを使っている場合、引っ張りすぎるとネットが変形してしまうので注意が必要です。

💡 ポイント

各段の終わりには、必ず引き抜き編みをして段の境目を明確にしておきましょう。これだけで仕上がりがぐっと美しくなります。



蓋部分の編み方


本体ができたら、次は蓋部分を作っていきます。蓋があることで、中身がこぼれにくく、実用性がグッと高まります。

蓋の形を決める

蓋は本体の開口部に合わせたサイズで編みます。平らな長方形に編んでいく形になるので、編み図を想像しながら進めていけば大丈夫です。

本体の開口部の目数を数えて、その目数分の作り目から始めます。蓋の深さはお好みで調整できますが、だいたい本体の高さの半分くらいが使いやすいサイズだと思います。

私は蓋部分にパールをつける予定なんです。ガシャンとする機械(カシメ打ち具)があれば簡単につけられますし、なければグルーガンやボンド、縫い付けでも大丈夫ですよ。クリスマスシーズンなら、パールをつけると一気に華やかになります。



蓋と本体のかがり方

蓋ができたら、本体との接合です。かがりの作業は、作品の完成度を左右する大切な工程なので、丁寧に進めていきましょう。

蓋の片側を本体の後ろ側にかがりつけます。とじ針を使って、目立たないように、でもしっかりと固定することがポイントです。

💡 ポイント

かがる際は、糸の引き加減に注意してください。きつすぎると蓋が開きにくくなり、緩すぎると不安定になります。実際に蓋を開け閉めしながら、ちょうどいい加減を見つけていきましょう。



アレンジのアイデア


基本の作り方をマスターしたら、自分らしいアレンジを加えてみませんか。

色の組み合わせ



今回は深い赤色を使いましたが、季節やプレゼントする相手に合わせて色を変えるのも素敵です。パステルカラーなら春らしく、モノトーンなら大人っぽい印象になりますね。

装飾の工夫

パールをつけるだけでなく、ビーズやボタン、リボンなどで装飾するのもおすすめです。受け取る人の好みに合わせて、オリジナルのデザインを考えるのも楽しいですよ。

クリスマスバージョンなら、赤い糸にパールをつけて、ちょっとゴージャスな感じにするのがいいかなと思っています。プレゼントとして渡す時の、相手の喜ぶ顔を想像するとワクワクしますよね。



初心者さんへのメッセージ


かぎ針編みが初めての方でも、この方法なら安心して作れます。ネットを使うことで目の位置が分かりやすく、編み地も安定するので、失敗が少ないんです。

大切なのは、完璧を目指しすぎないこと。手作りならではの温もりは、少しの不揃いさえも個性として魅力になります。「思いをつなぐ贈り物」として、あなたの気持ちを込めて作ってみてください。

作る過程で分からないことがあったら、アーカイブを見返しながらゆっくり進めていけば大丈夫です。一つ一つの工程を丁寧に、楽しみながら作っていきましょう。

まとめ


今回ご紹介した小さなポーチは、見た目以上に簡単で、でも特別な贈り物になる作品です。必要な時間は、慣れれば数時間で完成できるサイズ感なので、これからのシーズンのプレゼント作りにもぴったりですよ。

ネットを使った編み方は、本当に初心者さんに優しい方法です。講座で作っているバッグの技術を応用しているので、すでに学ばれている方なら、きっとスムーズに作れるはずです。

来週の続きでは、蓋部分の仕上げとかがりの詳細をお伝えする予定です。ぜひ、本体部分まで編んでおいてくださいね。一緒に完成させましょう。

ちなみに、ライブで映っている私の部屋、きれいに見えるでしょう? 実は画面に映っているところだけなんです(笑)。後ろは材料だらけ、段ボールだらけの大変な状態になってます。ハンドメイド作家あるあるですね。



あなたの大切な人への思いを込めた、世界に一つだけのポーチ作り、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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