バッグ作りをしていて「あ、今日ミスっちゃった」と落ち込んだことはありませんか?糸通しをやり直したり、編んでいるうちに表と裏がわからなくなってしまったり。私自身、つい先日もヤーンを購入したら細すぎて4本取りをしないといけなくなり、余計に時間がかかってしまうという失敗をしたばかりなんです。

でも実は、そんな「うまくいかない日」こそが、新しいアイデアが生まれる絶好のチャンスだったりするんですよね。今日は、バッグ作りの失敗を楽しみながら、成長につなげていく方法についてお話ししていきたいと思います。

失敗から生まれた予想外の新作バッグ


バッグ作りでミスをした時、皆さんはどんな気持ちになりますか?きっと多くの方が「やってしまった」とへこんでしまうのではないでしょうか。私も最初はそうでした。でも、あるミスをきっかけに、失敗に対する見方が大きく変わったんです。

以前、持ち手を付ける位置を大きく間違えてしまったことがありました。普通のバッグだったら表と背面に持ち手を付けるところを、なぜか表とサイドに付けてしまったんです。完全にありえないミスですよね。


その時は本当に「何やってるんだろう私」って思いました。でも完成した形を見た瞬間、「あれ?この形、なんか新しくない?」って感じたんです。



完成したバッグを友達に見せたところ、「これすごく新しいね!斬新!」という反応が返ってきました。そのミスから、今までにない形の新作バッグが誕生したんです。失敗だと思っていたものが、実は新しい可能性を秘めていたというわけですね。

編んでいるうちに表裏がわからなくなった時の対処法


受講生の方からよく相談されるのが、「耳を編んだんですけど、これって表なのか裏なのかわからなくなってしまいました」というお悩みです。特に毛糸で編んでいると、どちらが表でどちらが裏なのか、本当にわからなくなってしまうことってありますよね。

💡 ポイント


表裏がわからなくなることを防ぐために、編み始めの段階でクリップなどで目印をつけておくことをおすすめします。「こっちが前」「こっちが裏」と明確にしておくことで、次の工程がとてもスムーズに進められます。



ひと手間に感じるかもしれませんが、後で「あれ?どっちだったかな」と困らないためにも、最初の段階で目印をつけておくことが大切なんです。こういった小さな工夫の積み重ねが、完成度の高い作品づくりにつながっていきます。

ミスをしても大丈夫と思える心の持ち方


バッグを作っていてミスをした時、私の心の中では「もう一人のひろこ」が「大丈夫だよ」って言ってくれるんです。皆さんも、そうやって自分を励ましてくれる存在を感じたことはありませんか?

失敗を恐れて先に進めない方も多いのですが、実は失敗から学べることってとても多いんですよね。淡々と順調に進んでいく時よりも、失敗した時の方が記憶に残りますし、「次はここに気をつけよう」という意識も生まれます。


私なんて失敗ばかりしてきました。でもその失敗があったからこそ、今のレシピが完成したんです。ワンちゃんのバッグを作る時も、最初は本当に試行錯誤の連続でした。



失敗は気づきの始まりです。失敗したからこそ、「もっとここをこうしよう」「ああしよう」というアイデアがどんどん枝葉のように広がっていって、新しいデザインが生まれるんです。

細い毛糸を4本取りで編んだら予想外の可愛さに


最近、私が購入した毛糸が思っていたよりも細すぎて、4本一緒に編まないといけなくなってしまったんです。時間はかかるし、失敗したなと思っていたんですが、実際に4本で編んでみたらフリフリな感じになって、予想外に可愛い仕上がりになりました。

これもまさに、失敗から生まれた新しい発見でしたね。ミスだと思っていたことが、実は作品に良い味を出してくれることもあるんです。

長毛の猫バッグを作る時のポイント


受講生の方から「長毛の猫はどうやって作ったらいいですか?」というご質問をいただくことがあります。チンチラやペルシャのような長毛の猫ちゃんを作る場合は、いくつかの方法があります。

💡 ポイント


長毛の猫バッグを作る時は、長毛用の長い毛糸を使う方法もありますが、少し編みにくく時間もかかります。私のおすすめは、一度作ってから後で毛を付け足していく方法です。猫のヒゲをつけるやり方と同じ要領で、長い毛に見えるようヤーンを足していくと、より綺麗に仕上がります。



最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。基本の形を作ってから、少しずつ理想の姿に近づけていけばいいんです。

失敗も成功に導いていこう


うまくいかない日も、間違えちゃった時も、「これも私らしいな」って笑えたらそれでいいんです。バッグも人生も、ちょっと歪んでいる方が味があって良かったりしますよね。

失敗してもそれが味になるし、次に活かせばいいだけのこと。誰も怒りませんし、愛情を持って一つ一つのバッグを仕上げていけば大丈夫です。オーダーを受けた時に失敗しなければそれでOKですし、自分の作品であれば失敗も個性の一つになります。


受講生さんの作品を見ていると、失敗したと本人が言っていても、それがまた良い味を出していて素敵な作品になっていることが本当に多いんです。



まとめ:失敗を恐れずに挑戦することが成長への鍵




今日お伝えしたかったのは、バッグ作りで失敗しても全く問題ないということです。むしろ失敗から新しいアイデアが生まれたり、良い味が出たり、新しい姿勢や体制が生まれたりします。

失敗したら確かに最初はへこみますよね。でも、その失敗があなたを成長させてくれます。失敗しなければわからなかったこと、失敗したからこそ気づけたことって、本当にたくさんあるんです。

明日もし失敗しても、「今日も私のうちの子バッグ、いい感じに味が出てるわ」って思えたらそれで大丈夫。失敗も成功に導いていきましょう。

うまくいかない日も楽しいって思える人が増えたら、ハンドメイドの世界はもっと楽しくなるはずです。一緒に、失敗を恐れずにどんどん挑戦していきましょうね。

あなたの「失敗から生まれた素敵な作品」のエピソードも、ぜひ聞かせていただけたら嬉しいです。

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